選べる下剤でノンストレス

下剤の選択でストレスフリーに

下剤の選択でストレスフリーに大腸カメラ検査で使用する「下剤」には、実はいくつもの種類があります。
そして医療機関によって、取り扱う下剤が異なります。
当院では、さまざまな下剤をご用意し、患者様のご希望やライフスタイルに合ったものを選択していただける体制を整えております。
大腸カメラ検査を受けるにあたって、初めて下剤を飲むという方も少なくありません。またご経験がある方も、下剤に対して多少のご不安があるかと思います。そういった方々に、少しでも安心して下剤を飲んでいただき、ストレスなく大腸カメラ検査を受けていただくことが、当院の願いです。

当院で取り扱う下剤の種類

当院では、以下の5つの下剤をご用意しております。洗浄力だけでなく、味や必要量なども異なりますので、参考にしてください。

種類 モビプレップ マグコロールP ピコプレップ ニフレック ビジクリア
下剤の味 なし(錠剤)
下剤の量 1.5リットル 1.5リットル 400ml 2リットル 50錠
下剤の洗浄力
下剤の飲み方 水に溶かして
飲む
水に溶かして
飲む
水に溶かして
飲む
水に溶かして
飲む
水1リットルと
一緒に飲む

モビプレップ

梅ジュースのような味で飲みやすく、洗浄力に優れているため、広く取り扱われています。
特にご希望がない場合におすすめしたい下剤です。洗浄力が高いほど、大腸粘膜を観察しやすくなります。
※腎臓疾患のある方は飲めません。

マグコロールP

リンゴジュースのような味で、非常に飲みやすくなっています。ただし、洗浄力についてはモビプレップにやや劣ります。総合力の高い下剤と言えます。
※腎臓疾患のある方は飲めません。

ピコプレップ

マグコロールPと似た、リンゴジュースのような味で、非常に飲みやすくなっています。また、下剤の量が圧倒的に少なくて済みます。ただし、洗浄力はやや劣り、腸内洗浄が完璧にできないことがあります。
他の下剤の味が合わない、量が多く飲み切れないといった場合におすすめします。
※腎臓疾患のある方は飲めません。

ニフレック

薄いレモンジュースのような味ですが、これが苦手という患者様もいらっしゃいます。一方で、高い洗浄力を誇り、下剤として優秀です。
また、体内でほとんど吸収されないため、ご高齢の方などで、腎機能が低下している場合におすすめしたい下剤です。

ビジクリア

最大の特長は、錠剤であるという点です。ほとんど味はしません。
ただし、50錠を、水1リットルと一緒に飲む必要があります。必ずしも「飲みやすい」とは言えませんが、液剤は無理だけれど錠剤なら飲める、という方におすすめです。
※腎臓疾患のある方、心疾患のある方、65歳以上の方、高血圧の治療中の方は飲めません。

当院おすすめの下剤

腎臓疾患があり適応外、味・量をどうしても受け付けないという場合を除き、基本的には「モビプレップ」をおすすめします。大腸カメラ検査を行うにあたり、もっとも重要なのが「洗浄力」であるためです。また、総合力に優れた「マグコロールP」もおすすめです。
ただ、もちろん「服用すること」が大前提となりますので、ご無理をお願いするわけではありません。相談しながら、総合的な判断によって選択していただけますので、安心してご相談ください。

院内下剤と自宅下剤の違い

当院では、ご来院になってから院内で下剤を服用していただくケース、ご来院前にご自宅で下剤を服用していただくケース、いずれにも対応しております。それぞれのメリットとデメリットをご紹介しますので、院内下剤・自宅下剤のどちらにするかを選択する際にお役立てください。 もちろん、受診して説明を受けてから選択していただいても構いません。

メリット デメリット
院内で下剤服用
  • 医師・看護師が近くにいるので、気分が悪くなったときなども安心
  • 下剤の追加が必要になった場合にすぐに対応してもらえる
  • 当院までの道中で便意を心配する必要がない
  • トータルでの院内の滞在時間が長くなる
  • 患者様によっては、ご自宅より落ち着けない
自宅で下剤服用
  • いつもの場所、トイレで、落ち着いて前処置ができる
  • 院内の滞在時間が比較的短い
  • 当院までの道中で便意が気になる可能性がある
  • 気分が悪くなった場合など、対応に時間がかかることがある
    (すぐにご連絡ください)
  • 下剤の追加が必要になった場合など、検査時間がずれ込むことがある

※当院では、大腸カメラ検査を受ける患者様に少しでもリラックスしてお過ごしいただくため、半個室の前処置室を提供しております。

当院の大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)

当院の大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)当院の大腸カメラ検査には、下剤の取り揃えや飲むタイミング(院内下剤・自宅下剤)への配慮だけでなく、さまざまな特長があります。

  • ご希望の方には鎮静剤を使用し、ウトウトとした状態で大腸カメラ検査を受けていただけます。恐怖感、痛みを感じにくくなります。
  • 土曜日、日曜日も大腸カメラ検査を受けていただけます。
  • がん化のおそれのある大腸ポリープを発見した場合には、その場で切除することが可能です。
  • 胃カメラ・大腸カメラ検査を同日に受けていただくことができます。

診察から検査、結果説明まで、一貫して消化器・内視鏡専門医が担当します。
大学病院レベルの高度な内視鏡システムによって、正確な診断を行い、適切な治療と、患者様の安心につなげます。
どうぞ、安心してご相談ください。

大腸カメラについて
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