このようなことでお悩みはございませんか?
- ニキビのようなしこりができたがなかなか治らない
- 痛みのないしこりが、だんだん大きくなっている
- しこりを潰すと嫌なにおいのする膿が出てきた
- 中心部に黒い点(開口部)を伴うしこりがある
- 無症状のしこりだったが炎症を起こし痛みを感じる
上記のようなお悩みがございましたら、お早めに当院にご相談ください。
大阪市城東区の石川消化器内科・内視鏡クリニックでは、粉瘤の日帰り手術を行っています。
粉瘤とは
粉瘤(アテローム)とは、皮膚の下で袋状の構造物が形成され、そこに垢・皮脂がたまって大きくなる良性腫瘍のことを指します。放置して自然に治ることはなく、治療では手術によって袋状の構造物ごと摘出することになります。
腫瘍が大きくなるほど切開も大きくなってしまうため、気になった時点で早めの手術をおすすめします。
また、皮膚側の開口部から細菌が侵入し、化膿することがあります(炎症性粉瘤)。この場合は、切開によって排膿をしてから、摘出の手術を行う必要があります。
粉瘤の特徴
- 排便時の出血
- 皮膚のすぐ下にしこりができる
- だんだんと大きくなり、自然に治ることはない
- 放置していると10センチ以上にまで大きくなることがある
- 化膿し嫌なにおいのする膿が出てくることがある
- 全体がやや青みがかっている
- 潰すと大きくなる、炎症を起こし赤くなる
- 中心部(開口部)が黒くなることがある
粉瘤の原因
そのほか、手術の傷、外傷などをきっかけに袋状の構造物が形成されるケースが見られます。
また、手足の粉瘤については、ヒトパピローマウイルスの感染を原因とすることもあります。 そしてこの構造物に垢・皮脂がたまることで、粉瘤が発生します。
粉瘤(アテローム)・石灰化上皮腫・脂肪腫の違い
粉瘤は、年齢・性別に関係なく、また身体中のどこにでも発生しうるものです。基本的に痛みなどの症状はありませんが、放置していると10センチを超える大きさになることがあります。
似た腫瘍として、石灰化上皮腫と脂肪腫が挙げられます。それぞれの粉瘤との違いをご紹介します。
石灰化上皮腫
皮膚の一部が石灰のように硬くなる「石灰化上皮腫」は、女性にやや多く、年代別では10代、20代に集中しています。
主に顔・首・上肢での発生が目立ち、大きくても3センチ程度です。 粉瘤に見られる開口部は存在しません。
脂肪腫
「脂肪腫」は、脂肪細胞が増殖し、皮膚のすぐ下または深い位置で形成される腫瘍です。 粉瘤と同じように身体中のどこにでもできる腫瘍ですが、皮膚の色の変化は認められません。40~50代での発症が目立ち、やや女性に多くなります。放置していると10センチを超える大きさになることもある点は、粉瘤と共通しています。
多くは痛みなどの症状がありませんが、血管を多く含む血管脂肪腫の場合には、痛みを伴うケースも見られます。 またこちらも、開口部は存在しません。
粉瘤(アテローム)の日帰り手術のメリット
粉瘤の手術を日帰りで行うことで、入院およびそのための準備・手続きが必要なくなります。 また、翌日の仕事・ご家庭の用事などに支障をきたさないことも大きなメリットと言えるでしょう。 入院した上での手術に不都合や抵抗があり、粉瘤の治療を後回しにしてしまうケースが多いため、大阪市城東区の石川消化器内科・内視鏡クリニックでは日帰りでの粉瘤の手術を行っています。
正しい知識と豊かな経験を持った医師が執刀いたしますので、安心してご相談ください。
日帰り手術の注意点
- 粉瘤の大きさによっては、日帰り手術ができないことがあります。この場合は、提携する病院をご紹介します。
- 切開し手術を行う以上、傷痕がまったく残らないということはありません。ただ、傷痕が目立たないように工夫した手術を行います。
- 翌日からのお仕事などには基本的に支障はありません。ただし、シャワー・入浴・飲酒・激しい運動については数日間の制限がございます。身体を使うお仕事をされている方で、運動制限についてご不安がある場合には、事前にお申し出ください。
粉瘤(アテローム)の治療の痛み
手術の際には、粉瘤の周辺に局所麻酔をかけます。そのため、手術中の痛みについてはほとんど心配ありません。 当院では、極細の針を使うことで、局所麻酔そのものの痛みもできる限り抑えられるよう努めています。
粉瘤手術の流れ
Step1診察・診断
症状をお伺いし、視診・触診の上、診断します。手術内容、手術後の注意点などをお伝えし、ご同意いただけましたら、手術へと進みます。
ご不明の点・ご不安な点がございましたら、何でもお尋ねください。
Step2麻酔
粉瘤の周辺に局所麻酔をかけます。
当院では、極細の注射針を使用し、局所麻酔そのものの痛みも軽減できるよう努めています。
Step3手術
粉瘤を摘出します。粉瘤の大きさによっては時間がかかることもありますが、おおむね10~20分で終了します。
摘出した組織は、必要に応じて病理検査にかけます。
Step4縫合
切開した部位を縫合し、手術終了です。
Step5アフターフォロー
患部をガーゼ等で保護し、お帰りいただきます。約1~2週間後、抜糸のためにご来院いただきます。
それ以外のタイミングでも、気になることがあればすぐにご連絡ください。
粉瘤(アテローム)の手術の費用
粉瘤の手術費用の目安を掲載します。保険適用です。
粉瘤の手術費用
部位 | 費用 |
---|---|
露出部の2cm未満の粉瘤 | 5,310~5,910円 |
露出部の2~4cmの粉瘤 | 11,340~11,940円 |
露出部の4㎝以上の粉瘤 | 13,410~14,010円 |
露出部以外の3cm未満の粉瘤 | 4,170~4,780円 |
露出部以外の3~6cmの粉瘤 | 10,020~10,630円 |
露出部以外の6㎝以上の粉瘤 | 12,810~13,420円 |
上記手術費用にプラスして、初診料・再診料・処方料・薬剤料などが加算されます。
診療報酬の改定により、費用が変更となることがあります。
粉瘤(アテローム)についてのよくある質問
粉瘤とは、どのような病気なのでしょうか?
皮膚の下に袋状の構造物が形成され、そこに垢・皮脂がたまることでできる良性の腫瘍です。放置していると、だんだんと大きくなっていきます。自然に治るということは基本的にありません。身体中のどこにでもできることがあります。細菌に感染し炎症を起こすと、膿が出てくることもあります。
粉瘤の原因は何ですか?
はっきりしたことは未だ分かっていません。
ただ、体質が大きく関係しているのではないかと考えられます。また、外傷や手術の傷、ヒトパピローマウイルスの感染などが原因になっているケースもあると言われています。
粉瘤が悪性化することはあるのでしょうか?
基本的に良性の腫瘍であり、悪性化することはまずありません。
ただし、数は少ないながらも悪性化したという報告があります。そのため手術で摘出した組織を病理検査にかけることがあります。
粉瘤の治療法には、どのようなものがありますか?
手術によって構造物ごと取り除く手術が基本です。
化膿している場合には、排膿処置をしてから手術を行います。
粉瘤を放置しているとどうなりますか?
だんだんと大きくなってしまいます。大きくなると、見た目の問題も生じますし、手術した場合の傷痕も残りやすくなります。そのため、気になる場合には早めに手術をご検討されることをおすすめします。
粉瘤に痛みがあります。痛みだけ取ってもらえますか?
消炎鎮痛剤や抗生物質を使って痛みを抑えることは可能です。
ただ、あくまで対症療法ですので、時期を見ながら根本的な治療となる手術をご検討されることをおすすめします。
手術に痛みは伴いますか?
局所麻酔をかけるため、基本的に手術中の痛みはありません。当院では、極細の注射針を使用するなどして、局所麻酔そのものの痛みも軽減できるよう努めています。
粉瘤の手術時間はどれくらいですか?
10~20分が目安です。
手術時間は基本的に粉瘤の大きさに比例します。そのため、数ミリ程度のものであれば、5分ほどで手術を終えられます。
手術後、何度か通院する必要はありますか?
基本的に、1~2週間後の抜糸の際に問題なければ、手術後の通院はその1回きりとなります。
ただ、大きな粉瘤、強い炎症を伴う粉瘤の場合には、手術後の翌日などにご来院していただく必要があります。
もちろん、何か異常が生じたときなどには、すぐにご連絡ください。アフターケアもしっかりと行って参ります。
粉瘤の手術には、保険が適用されますか?
はい、初診から検査・診断・手術、また採取した組織の病理検査を行った場合にも、健康保険が適用されます。
粉瘤の手術後、気をつけることはありますか?
シャワー・入浴・飲酒・激しい運動について制限があります。
シャワーは翌日から、入浴は1週間後から、飲酒・激しい運動はおおよそ3日後から再開できます。
状況によっては別途指示を出すことがございますので、お守りくださいますようお願いします。
手術後、傷痕は残るのでしょうか?
切開を伴う以上、まったく傷痕が残らないということはありません。ただ当院では、傷痕が目立ちにくいように工夫した手術を行います。また年月の経過とともに、徐々に傷痕は薄くなっていきます。
目立つ部位に粉瘤ができたという場合にも、まずは一度当院にご相談ください。